「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stage-track.2-」を観劇したので、舞台の感染症対策の面でレポートをしていきます。
そもそもヒプステとは
公式サイト:https://hypnosismic-stage.com/
ヒプノシスマイクを2.5次元化した舞台で、今回はシリーズ2作目の公演です。
本来、2020年5月15日(金)~5月31日(日)に実施される予定だったものの、コロナの影響で全公演中止、改めて2020年8月に公演されることとなりました。
会場は品川プリンスホテルステラボールとなります。
舞台の特徴
原作のラップバトルを忠実に再現するため、
劇中では役者がほとんどの時間ラップを歌っています。
また、ライブパートもあることから、ライブのように楽しむことができます。
今回は会場に行かなくても楽しめるよう千秋楽だけではなく、全公演が生配信されています。
ヒプステの感染症対策は?(公式発表内容)
公式からの感染症対策については下記のように発表されていました。
詳しくは公式サイトに掲載されているため、詳しくみたい方はそちらをご覧ください。
簡単なサマリーは下記のようになります。
- 観客の体温確認
- 入場口でのアルコール消毒液、足拭きマットの設置
- 客席数を劇場の総キャパシティの50%以下
- 上演中は換気のため常時客席扉を開放
- 公演関係者は、日々、出勤前と出勤後、体温確認を実施
- 客席を使用した演出は行わない
過去、別舞台で役者→観客へのコロナ感染が話題となったこともあり、フェイスシールドについても記載がありました。
公演中、お客様ならびに出演者・スタッフの安全のため、セリフのある出演者に関しましてはマスク(透明マスク)を着用させていただきます。
また全てのお客様にはオーディエンスキットと一緒にフェイスシールドをお渡しいたします。
1階C列〜H列までのお客様は必ずフェイスシールドの着用をお願いいたします。
1階I列〜P列、2階A列〜C列のお客様においてもできる限り着用のご協力をお願いいたします。
https://hypnosismic-stage.com/track2/guidance/
観劇前に公式サイトを確認しましたが、
実際どうなるかは会場についてからしかわかりませんでした。
少し不安な中、観劇に向かいましたが、当日どのような状態だったのか、下記でレポートします。
ヒプステを観劇しての感想(感染症対策について)
入場
入場列は外に形成されていました。
誘導をしてくださるスタッフの方はフェイスシールドにマスク着用です。
整列の際もソーシャルディスタンスを保つように立ち位置の線引かれ、
特にスタッフの方の注意がなくとも周りとの距離が十分にとれるようになっています。
外に整列し、ある程度人数がたまると、
スタッフの方に誘導されてステラボールの入り口に向かいます。
チケット確認
本来であれば、チケットをもぎってもらい(本人確認があればこの段階で実施し)、入場するのですが、入り口前でさらに整列し、個別にアルコール消毒を行いました(こちらは強制ではなく、2列に分かれて複数設置)
その後、足吹きマットでの靴裏の除菌を行い
非接触型体温計で体温計測を行います。
この際も周りとの距離は保ったままでした。
本人確認については特にマスクを外さず確認されて通過しました。
マスクをつけての状態で本人だと認識されなければマスクを外しての確認になるのだと思います。
この状況なので、状況に則した運営対応だと思いました。
通常ステラボールのロビーは飲食する人や物販ブースが併設していることもあるため、人で溢れてることもあるのですが、
特にロビーも混雑していませんでした。
入場後の様子
座席
座席は1つが空くように番号が割り振られていました。
座席自体はステラボールで実施する舞台と同様の数が設置されていましたが、
着席不可の座席はテープで閉じられている状態です。
フェイルシールド
チケット確認のあと、特典グッズとフェイスシールドをもらいました。
ヒプステ特製のフェイスシールドとなっています。
顔の横まで覆うようになっており、かなり安心感がありました。
1階席の前方の方は着用していないとスタッフから声をかけられていました。
こちらは公式でのガイダンス通りに守られていることになります。
1階席では前方席は全員、それ以外の後列ではほどんどの方が着用、二階席の後方などはちらほら未着用の方がいました。
開演後について
開演後の前説では出演者より下記の呼びかけがありました。
- フェイスシールドはなるべく全員につけてもらいたい。
- 発声を伴うコールアンドレスポンスは禁止。
- コールアンドレスポンスの代わりに、拍手や手拍子、手を振り上げるなどのリズムのって楽しんでほしい。
そのため、拍手や手拍子などは禁止されませんでした。
コールアンドレスポンスではなく、手拍子などを求める動きが劇中では多くなっていました。
また、1つ空け座席のため前に観客の方とかぶることがないので、かなり見やすかったです。
役者の透明マスク
役者の方の透明マスクについては
口元も十分に見えることからほとんど気にならない状態でした。
形状から完全に飛沫を防ぐことは厳しいと思ったので
やはり客席側の対策重要なのだなと感じました。
フェイスシールド着用
長時間頭を締め付けることが気になったのですが、きつくしなくても観劇中にずれるなどはなかったので、特に問題なく使用できました。
マジックテープだったため、観劇中は音が気になりつけ直せなかったため、
開演前に調整する方が良いと思います。
マスクとフェイスシールドをつけると空気が吸いづらいので、
酸欠で頭が痛くなったことのある方は、適宜呼吸がしやすいように調整した方が良いと思います。
ハンカチ・オペラグラスなど
ハンカチで涙を拭うなどはかなり難易度が高いです。
フェイスシールドと顔の間にはさらにマスクがあるため、
うまくハンカチを入れ込むことができません。
タオル系のハンカチではなく、厚みの少ないハンカチなら使うことができると思います。
事前にハンカチで涙を拭えるかは開演前に確認することをお勧めします。
また、オペラグラスを使用するのはフェイスシールドがあるため、難易度が高く、
フェイスシールド越しに見えるかは開演前に確認したほうがよいです。
閉演後について
混雑緩和のため、整列退場が実施されました。
舞台ではほとんど、整列退場はないため、通常通りだと入り口付近でかなり混み合います。
今回、ステラボールでは2階席→1階席の順番で整列退場
1階席は5番ずつの退場となりました。
整列退場だったため、特にロビーなどでも混雑せずに
スムーズにステラボールから出ることができました。
出口付近にはアルコール消毒も設置されており、
菌を持ち出さない工夫もされていました。
最後に
あくまで個人的な感想にはなりますが、
ガイドラインを遵守した会場で安心して観劇することができました。
出演者・スタッフ⇄観客の感染防止だけでなく、
観客⇄観客の感染防止ついても考慮されていました。
新しい生活様式での舞台観劇の感想でした。